祝の島

4月の終わりの一週間、
伊那谷を縦断する映画ツアーを企画しました。
「祝の島コタツ団欒ツアー」といいます。

映画「祝の島」は瀬戸内海の入り口にある山口県上関町祝島を舞台に
その島の資源を生かしながら暮らす島人たちのドキュメントです。

毎回場所を買え少人数のお客さんを迎えながら
全部で230名弱の方と映画を見、その後さまざまなことを話しました。
3月11日の震災、それにあわせた原発事故。
これらの出来事と、この映画が不思議なほどリンクして
自分たちの立ち位置を見つけることだできた気がします。

上関町は中国電力の新規原発建設予定地。
もう30年近く、この事態に惑わされてきた町です。

この映画を見た人たちの一言アンケートと
スタッフたちの声を集めて文集にになりました。

自分の書いたメモもはやく渡さなきゃ。





「いまあるものを」

50年前も50年後も想像できる暮らし。
それがこの映画の印象です。

自分たちはいつの間にか
50年前の山の風景や農業のやり方を忘れてしまいました。
50年前には歩いていた道がいつの間にか消えていました。
50年前にはどんなエネルギーで暮らしていたのかも忘れてしまいました。

これから50年先に残るものを新しく作るのではなくて
いまあるものをそのまま渡すことがとても難しくなりました。

新しいものがなくても暮らしていける技術を私たちは持っていた。
幼稚な知識を技術で活かしたり、足りないものを知恵で活かして
ずっとずっと暮らし続けてきたことの豊かさを映画に出てくる人の顔が
証明していました。

いい映画でした。ありがとう。
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by ffkwj658 | 2011-05-31 13:56 | 日常  

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