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出会い(本のはなし)

松川町、食の聞き書きの会「頑張って暮らしたんだに」。

もう4年も前の本ですが、今だに出会えてよかったと思ってる一冊です。
大正から昭和初期にかけて食事作りに関わった、
今は高齢になられた方の「ハレ」行事食と「ケ」の日常食を記載した出版物です。

ボロボロになるまで読んでいる本で、町のことだけに限らず、
この時代にあった本当のルーツを知ること、しっかり取り戻すことは
絶対に大事なわけでありがたい本だと思います。

苦しい暮らしの歴史でもあるけれど、今の暮らしでは味わえない豊かさすら感じます。
しあわせの考え方ははどうしても少しずつ少しずつ変わってしまうと思いますが、
この豊かさはやっぱり考えさせられるのです。

もっと知りたいと思い、今担当されている方にお会いできることになりました。
これから少しずつでも関わって行けるようになれればなと思います。
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by ffkwj658 | 2012-07-30 19:35 | 本と言葉  

土地を言祝ぐ

月曜日、いつもお世話になっている
松川町の蕎麦打ち「にっぱち庵」の北原さんに
伴われて、飯田市上村の岡井さんの茶畑を見学に行きました。


岡井さんはお茶のほか、蕎麦、小麦、雑穀などを栽培し
製粉して、飲食店や製菓店などにも卸しをされています。

にっぱち庵さんも岡井さんが蕎麦を卸す多くのお店の一つですが
数年前から北原さんが畑で蕎麦の栽培を始められ
その指導やら手伝いに岡井さんが関わっておられます。

僕らも家族で種まきやら収穫やらをさせてもらう機会があり
その縁で毎年一回のにっぱち庵での新そば会のときに
岡井さんに何度か話しを聞かせてもらっていました。

本当に物知りな方で、「知らないということを知らない」みたいな
落語に出てくるご隠居さんのような人です。
(失礼!隠居どころか青年のような立ち居振る舞いの方です)

もっと話を聞きたいという希望がようやく叶って
岡井さんの茶畑でお茶や上村の話を聞かせてもらえました。

お茶の話ではありませんが
岡井さんに限らず、遠山地域の方たちは
語るべきものをもってるといつも思います。

昨日も農業やお茶の話の中から、いつも話題は多岐に広がっていきます。
上村のこと、歴史、町の成り立ち、山のこと、森のこと。
何度も「俺の曾じいちゃん」が出てきて
まるで「その人、まだ生きてるのかな」と思ってしまいました(笑)。

「国誉め」という言葉があるそうですが、
岡井さんの話を聞いていると、本当に住んでいる場所を
褒めているように思えます。

言祝ぎの言葉は祝いの席だけでなく、
こんな日常にも溢れているのかも知れない。
話を聞いてて楽しかった。


原発の再開やリニアの話題が聞こえてきますが
誰もが今住んでいるこの場所のことをもっと褒めることができるようになれば
なんにも要らないハズだと思います。
もっと土地の力を感じることのできる感度を上げていければ。

まだまだ面白いことを見つけられそうです。


あっ、お茶の話全然書けてない!
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by ffkwj658 | 2012-07-03 08:41 | 日常